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住宅性能評価 事例読本

長野

CASE12 長期 家族と家の健康を守る家 長野県・木造・N様邸 家族構成:夫婦

快適性と耐震性を求めた長期優良住宅

親世帯の住宅が建つ敷地に子世帯の家を新築しました。敷地自体は狭いので、吹抜けで縦に広がりを持たせ、リビングとダイニングキッチンを一つに集めた一体感のある作りに。食品庫やサービステラスなどバックヤードも充実して、短い動線で移動ができます。断熱にも優れ、寒冷地の長野でも暖かく過ごせる家になりました。
また、ピアニストの妻が使うレッスンルームは、防音を徹底し音響環境を整える必要がありましたが、長期優良住宅は基本的に家の作りがしっかりしているので、内装を多少工夫する程度で満足のいく空間ができました。憧れの吹抜け空間でも耐震性に優れている長期優良住宅認定制度なら安心して暮らすことができます。

ギャラリー

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施工会社担当者より

玉井建設 担当 玉井さん

家を長持ちさせる制度と工法

玉井建設 担当 玉井さん

私たちが手がける家は「通気断熱WB工法」が主体。壁に透湿材を採用し、部屋の壁と断熱材の間に通気層を設けるという工法で、余分な湿気と化学物質を排出し、家自身が自然に呼吸をする家を作っています。自然素材として長野県産のカラマツや杉などを使用しています。長期間住んでも蒸れや腐れを生じることはなく、空気もきれいで、家にも人の健康にも優しい。「家を長持ちさせる」長期優良住宅認定制度と方向が同じと捉え、全棟認定を取るようにしています。

ポイント

冬の寒い長野でも暖かく過ごせるようになったというN様ですが、住宅の性能を評価するとき、冬の寒さが厳しい北海道と暖かい沖縄の外皮(外壁や窓など)の性能等は同じものが求められるわけではありません。全国の気象条件の違いに応じて、それぞれの気候にあわせた基準が設けられ、評価が行われています。

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