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住宅性能評価 事例読本

神奈川

神奈川県・鉄筋コンクリート造 N様邸 家族構成:夫婦+子ども1人

マンションでありつつも
独立した空間と錯覚するほどの卓越したデザイン

この土地を選んだのは、勤務地が近かったこともありますが、それ以上に洗練度の高い街並みが気に入った点です。
このマンションは整備のいきとどいた広い道路に面しているのですが、街路樹にある銀杏並木がとりわけ素晴らしく、紅葉の季節ともなると辺りの景観にはとても心がなごみます。
その綺麗な景色を絶えず眺められるように、リビング・ダイニングには高く広い窓が備えられています。
普通のマンションなら片側には窓があるが反対側はただの壁でその外側は廊下、というデザインが多いですが、ここは、空間の端にあたるどちら側にも大きな窓がはめられています。さらにその両側にはベランダもあります。二方角どちらも見通せるマンション物件というのは、かなり珍しいと思います。
そうした高く広い窓が多くあるおかげでしょうか、陽射しの入りと回りがとても良いです。とにかく日中は、どの部屋にいてもライトをつける必要のないほど明るいですね。
昼間に注がれる陽射しの恩恵を受けますし、省エネ性能の断熱も良いので、冬場はあまり寒いと感じたことがないですね。エアコン一台つければすぐに暖かくなります。
夏場は、両側の窓を開ければ風が通り抜けてくれますので涼しいです。猛暑でもない限りは、扇風機だけでも過ごせます。
デザイナーズマンションならではの、卓越された間取りとでも言いましょうか、ここにいるとマンションの共同住宅であることを忘れるほど、独立した空間性が確保されています。
選ぶ基準としてそうしたデザインや間取りの良さはもちろんこだわりましたが、それ以上気にとめていたのは、地震への耐震性でした。実は以前、阪神淡路大震災を経験しておりまして、それ以来そこは関心の高い部分でした。
マンション自体もあまり大き過ぎるところは、避難しにくいと考え避けました。
そうした観点で部屋を探しているときに、こちらのモデルルームにいきあたったのですが、説明をうけるときに頂いたパンフレットを見ると、そこに、「設計住宅性能評価」「建設住宅性能評価」という記載がすぐ目につきました。
住宅性能表示制度という言葉そのものは何となく聞いたことはありましたが、その内容に関しては知識が何もありませんでした。そこで色々と聞いてみると、私たちが最も気にかけていた耐震強度を含め、事細かな事柄が目に見える形で表記されていることがわかりました。
地震のことに関して言えば、ここの地盤の固さもわかりやすく表記されていましたので、これはいいなと感じましたね。
モデルルームを拝見させて頂いたときに、外観や内装デザイン、それに間取りはすぐ気に入りましたが、肝心の機能性や耐久性といった目に見えない部分というのは、特にマンションですと、私たち素人には何も判断材料がありません。それもすでに建築を終えている物件であれば、なおさら調べようもありません。
ですが、その目に見えない部分を「住宅性能表示制度」で第三者評価機関から明確に評価されていれば、自然と安心感が得られます。
ここを購入した今では、こうした住宅性能表示制度はあって当たり前だな、という感覚になっていますね。マンションを買うにあたって、「設計住宅性能評価書」「建設住宅性能評価書」、この二つのセットがないと、大丈夫かなとすら思います。卓越されたデザインと確かな耐震性、と満足できる居住空間を購入させて頂きました。

ギャラリー

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ポイント

「住宅性能表示制度」は新築の戸建て住宅だけでなく,新築マンションにも適用されています。マンション等の共同住宅の場合、一棟まとめて評価するのではなく、各戸ごとに評価され、各戸ごとに住宅性能評価書が交付されます。住宅性能評価書が付いているかどうかは、N様邸のように住宅購入の条件の一つにもなってきています。

住宅性能評価レーダーチャート

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