秋田
デザインを考える余裕があった家づくり
この地域は昔ながらの和風の家が多いですが、我が家は夢だった洋風に。土地が狭いぶん間取りを工夫し、玄関を入ってすぐのインパクトのある場所に吹抜けの広々としたホールを作りました。細かい部分にもこだわって外観のタイルは南欧から取り寄せ、階段の手すりはオーダー品です。家中の角という角をアールにしてとがっているところを作らないようにしたため、優しい印象になっただけでなく、子どもがいても暮らしやすい安全な家になりました。家の構造や断熱性といった根幹部分については「長期優良住宅認定制度だから大丈夫」という安心感がありました。だからこそデザインに目を向ける余裕ができ、満足のいく家が建てられたと思っています。
ギャラリー
施工会社担当者より
東北の寒さに負けない構造
佐藤建築工房 担当 佐藤さん
冬の秋田は寒いので、とくに断熱には配慮が必要です。M様のお宅は敷地が狭く、断熱を外張りにすると外を通れなくなってしまうため、充填断熱を採用しました。北海道が基準なので、十分暖かさを保てます。地域の特性をよく知る地元の施工会社として、敷地の形状や予算に合わせ、臨機応変に最適な方法を提案できるのが強み。長期優良住宅を扱うことで、設計も現場職人も今まで以上に知識やいい家を提供したいという意識が高まりました。
ポイント
M様邸に採用されているのは充填断熱。主に木造住宅に採用されている断熱工法の一つです。例えば外壁では、柱の外側に断熱するのが外張断熱工法、柱の間に断熱する方法が充填断熱工法と言われています。