HOME > 書籍・パンフレット > 住宅性能評価 事例読本 > 追跡! 制度を利用した住宅の今 > 都道府県別事例一覧 > 都道府県別事例 中国 > 岡山 > 省エネを軸に堅実さを追求

住宅性能評価 事例読本

岡山

追跡調査 case13 岡山県・木造・M様邸 夫婦+子ども1人

省エネを軸に堅実さを追求

大きな窓からの日差しと、吹き抜けからの風で快適空間

設計し、施工し、住み、良き家を知る

モデルハウスとして自身で設計、自社施工の家となります。吹き抜けの天井を天然の木で仕上げたのですが、築三年目となり、予想以上にいい雰囲気で色合いが濃くなってきたなと感じています。また外壁も塗り壁にしたので、こちらも時間経過による変化を楽しんでいます。
吹き抜け構造なので冬場の暖房費を少し気にしていましたが、年間を通して光熱費はかなり低く収まりました。特に節約している意識もなく、目に見えて安くなりましたね。これは長期優良住宅認定制度や低炭素建築物認定制度を取り入れ、省エネ性能を高めた結果です。温度と湿度の変化が四季を通じてあまりなく、夏場エアコンをつけても一時間ほど、冬場も同じで朝方一時間ほどの暖房で快適さが持続します。夏エアコンを使用しても月五千円以下で済んでいます。本当に思いのほか省エネ効果がありました。何をどのようにすれば数字や削減率が上がるのか、確実に把握してきたことを実感しています。
自分自身が実際に住み体験している住まいのことなので、制度活用や省エネ性能の良さ、ランニングコスト、メンテナンスなど、生の声として具体的にお客様に説明させて頂いております。最近は蓄積するデータは自身の設計だけに限らず、住宅性能表示制度や省エネのノウハウがない工務店様などにもコンサルティングとして活用しています。長期に住むことは継続的に情報収集ができるということなので、そこから得た有益な知識を今後さらに多くの物件に活かしたいと考えております。

ギャラリー

住宅事例集のPDFはこちら

ポイント

長期優良、低炭素を活用し、特に省エネ性能はその効果を想像以上に発揮。耐震等級3なので安全面も同時に確保した住宅。
設計者本人が自ら建築した家に住むことにより、家族にとってより良き家とは何か…実体験として知ることができる。長期優良住宅…長い暮らしの中で、今後も新たな発見が大いに期待できる。

  • ポイント

このページのTOPへ