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住宅性能評価 事例読本

静岡

追跡調査 case04 静岡県・木造・F様邸 夫婦+子ども2人

ゆるやかに長く、を基調に

二階の各部屋に繋がるキャットウォークは吹き抜けとも調和がとれ、空気環境にも最適

木の家ならではの年月の刻まれ方が一つずつ思い出になっていく

ここに住みはじめてから五年ほどになりますが、住み心地は新築時と何もかわらず、木造の家として徐々に良い味わいが出てきています。リビングの床は無垢材なのですが、ちょっとした傷や子供のいたずら書きが思い出として刻まれている感じです。ちょうどここに子供がマジックペンで書いた落書きがありますけど、最初消そうかと思ったんですが、まあこれもいいだろうと残しています。木の香りは慣れてしまったので普段はわかりませんが、旅行などで長期間家をあけて帰ってきたときは、香りが出迎えてくれます。
コンパクトな作りでどこにいても家族の存在を感じられますし、住宅性能評価と長期優良住宅の認定を受けましたので、これから先も続く楽しみがあります。空が見える窓があるのですが、そこから雲をのんびり眺めて暮らしています。
この家の設計・建設を頼んだ工務店の足立建築さんのところは、全棟、構造計算からされておられた。これは鉄骨や木造なら三階建などでするもので、我が家のような木造二階建てにも構造計算を細かく行い、そこにこだわりをもっておられた。すごいですよね。そういう姿勢を見るとやはり素直に安心できますよ。そしてさらに住宅性能表示制度と長期優良住宅認定制度の導入は前提として建築しておられるということだったので、これは信頼して任せられるなと思いました。
構造計算による確実性、制度の活用により建築中も検査機関の人がきて多くの事柄を確認してもらえる。
今、制度導入を考えている人たちには、自分たち家族がこれから先長く付き合っていく住居は何を重点にするべきか、例えば構造の安定や省エネ性能など…そうしたことをしっかり決めて建築業者さんに伝えるのが良いのではないかと思います。
素人目ではわからないことでも、家の性能が明確になるのは良いことだと、五年を経た今でも本当にそう思います。制度を導入して正解でした。

ギャラリー

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施工会社担当者より

足立建築 担当 足立さん

普通の確認申請物件と比べて五倍の書類作業を、
標準仕様でしております。

足立建築 担当 足立さん

地域に根差し確実に残す仕組みを我々自身で作り出す。そうした意識で取り組んでおります。
私は設計・建設の住宅性能表示制度利用は国が義務化しても良いと思っています。そうすれば検査が必須となり、ダメならやり直しですので、一度指摘されれば学び、そこで進歩していくはずです。
住宅性能表示制度の認知度も上がってきましたので、お客様も調べてから来られる方が増えています。五年ほど前は周囲の誰も構造計算をしていなかったけど、今は、構造計算はもとより耐震等級3を普通にするところが多々あります。互いにライバルが増えるわけですがいい効果です。負けていられない気持ちになり成長します。現在は自立循環型住宅の計算で、浜松の気候風土に合った性能を担保できるような住宅づくりを試みています。

ポイント

構造計算から細かく行われ、設計・建設性能評価と長期優良住宅は標準仕様として取得している安心の住まい。フェイスブック登録による連絡網にてアフターサービスを提供。様々なトラブルに素早く対応している。

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