評価協会

平成29年度 建設住宅性能 評価書(新築)データ (共同住宅等)

4.維持管理・更新への配慮に関すること

4-3更新対策(共用排水管)

    
共用排水管の更新を容易とするための必要な対策
等級3 配管が共用部分に配置されており、かつ、更新を容易にすることに特に配慮した措置が講じられている
等級2 配管が共用部分に設置されている等、更新を行うための基本的な措置が講じられている
等級1 その他
該当なし 等級1 等級2 等級3 合計
戸数 1,393 66,532 1,748 662 70,335
% 2.0% 94.6% 2.5% 0.9% 100.0%
共用排水立管が設置されている位置

イ.共用廊下に面する共用部分 ロ.外壁面、吹き抜け等の住戸外周部 ハ.バルコニー ニ.住戸専用部 ホ.その他

イロ イロハニ イロハニホ イロニ イロニホ
戸数 3,254 29 1,495 2,604 149 1,183
% 4.9% 0.0% 2.3% 3.9% 0.2% 1.8%
イハ イハニ イハニホ イニ イニホ イホ
戸数 330 3,207 4,304 14,696 11,225 2,060
% 0.5% 4.8% 6.5% 22.2% 16.9% 3.1%
ロハニ ロハニホ ロニ ロニホ
戸数 351 114 663 522 398 3
% 0.5% 0.2% 1.0% 0.8% 0.6% 0.0%
ハニ ハニホ ニホ 合計
戸数 81 2,396 10,287 6,587 383 66,321
% 0.1% 3.6% 15.5% 9.9% 0.6% 100.0%                    

共同住宅等の共用排水管について、更新工事のしやすさを評価します。ここで取りあげている対策には次のものがあります。

  • a. 構造躯体を傷めないで共用排水管の更新を行うための対策
  • 例)共用排水管が、貫通部を除き、コンクリートに埋め込まれていないこと
  • b. 専用住戸内に立ち入らずに共用排水管の更新を行うための対策
  • 例)共用排水管が共用部分、建物外周部、バルコニーなどに設置されていること
  • c. 共用排水管の更新時における、はつり工事や切断工事を軽減するための対策
  • 例)分解可能な排水管の使用や新しい排水管の設置スペースをあらかじめ設けておくなど

ここでは上記の全ての対策を講じたものを等級3とし、a 及びb の対策を講じたものを等級2としています。等級が高くなるほど、より多くの対策が講じられていることを表しています。

また、等級による表示以外にも、共用排水管の更新工事において重要となる共用排水立管が、住棟のどの部分に設置されているかを、以下のいずれかで表示します。

  • イ.共用廊下に面する共用部分
  • ロ.外壁面、吹き抜け等の住戸外周部
  • ハ.バルコニー
  • ニ.住戸専用部
  • ホ.その他