評価協会

令和2年度 建設住宅性能 評価書(新築)データ (共同住宅等)

4.維持管理・更新への配慮に関すること

4-3更新対策(共用排水管)

    
共用排水管の更新を容易とするための必要な対策
等級3 配管が共用部分に配置されており、かつ、更新を容易にすることに特に配慮した措置が講じられている
等級2 配管が共用部分に設置されている等、更新を行うための基本的な措置が講じられている
等級1 その他
該当なし 等級1 等級2 等級3 合計
戸数 801 78,061 2,440 0 81,302
% 1.0% 96.0% 3.0% 0.0% 100.0%
共用排水立管が設置されている位置

イ.共用廊下に面する共用部分 ロ.外壁面、吹き抜け等の住戸外周部 ハ.バルコニー ニ.住戸専用部 ホ.その他

該当なし イロハ イロハニ イロハホ イロハニホ
戸数 354 11,800 2 809 75 3,164
% 0.5% 15.4% 0.0% 1.1% 0.1% 4.1%
イロニ イロニホ イハニ イハニホ イニ イニホ
戸数 960 455 1,403 3,785 16,105 13,521
% 1.3% 0.6% 1.8% 4.9% 21.1% 17.7%
イホ ロハ ロハニ ロハニホ ロニ
戸数 1,238 492 3 124 727 1,657
% 1.6% 0.6% 0.0% 0.2% 1.0% 2.2%
ロニホ ハニ ハニホ ニホ
戸数 220 4 269 1,477 10,964 6,731
% 0.3% 0.0% 0.4% 1.9% 14.3% 8.8%
合計
戸数 159 76,498
% 0.2% 100.0%                                        

共同住宅等の共用排水管について、更新工事のしやすさを評価します。ここで取りあげている対策には次のものがあります。

  • a. 構造躯体を傷めないで共用排水管の更新を行うための対策
  • 例)共用排水管が、貫通部を除き、コンクリートに埋め込まれていないこと
  • b. 専用住戸内に立ち入らずに共用排水管の更新を行うための対策
  • 例)共用排水管が共用部分、建物外周部、バルコニーなどに設置されていること
  • c. 共用排水管の更新時における、はつり工事や切断工事を軽減するための対策
  • 例)分解可能な排水管の使用や新しい排水管の設置スペースをあらかじめ設けておくなど

ここでは上記の全ての対策を講じたものを等級3とし、a 及びb の対策を講じたものを等級2としています。等級が高くなるほど、より多くの対策が講じられていることを表しています。

また、等級による表示以外にも、共用排水管の更新工事において重要となる共用排水立管が、住棟のどの部分に設置されているかを、以下のいずれかで表示します。

  • イ.共用廊下に面する共用部分
  • ロ.外壁面、吹き抜け等の住戸外周部
  • ハ.バルコニー
  • ニ.住戸専用部
  • ホ.その他